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ヨークシャーテリア(ヨーキー)がわかる6つのポイント

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ヨークシャーテリア (1)

ヨークシャーテリアはヨーキーとも呼ばれ、日本の人気犬種ランキングでは常に10位以内にランクインしている人気の高い犬種になります。

ヨークシャーテリアは原産国がイギリスで小柄なため体重は2~3キロ程度です。
そんなヨークシャーテリアですが活発で人なつこい反面、意外なほど負けん気が強い性格です。
知らない犬に会うと吠えることもありますが、しっかりとしつけをすれば直すことができます。

これらヨークシャーテリアが詳しくわかるように歴史からしつけ、特徴や病気など、6つのポイントを解説していきます。

ヨークシャーテリアの歴史

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ヨークシャーテリアは、19世紀中ごろイギリスのヨークシャー地方の家を荒らすネズミを捕まえるための狩猟犬として作出されました。
JKCが公認する犬種の中ではチワワの次に小型な犬種で、成長しても2~3キロ程度にしかならない犬が多いのですが、しばしば7キロを超えるほど大きく成長してしまう犬もいます。

それは、ヨークシャーテリアが、クライズデール・テリアやスカイ・テリア、ダンディ・ディンモント・テリア、マルチーズなど様々なテリア種と交配していたことで、犬種自体の歴史が浅く血統が不安定であることが要因となっているようです。
FCIでは、2kg未満は認可されず、また3.1kgより大きいものも認可されていません。

ヨークシャーテリアの特徴

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体高は28センチ、体重は3.1キロまでとされています。
尻尾は生後間もないころに3センチほどの長さに断尾されます。
知的な表情やコンパクトで引き締まった体型などテリアらしさを継承しています。
「動く宝石」と言われるほど美しい、細くしなやかな被毛は左右対称に伸びます。

幼いころの被毛はブラック・タンですが、成長するにつれてダーク・スチールブルーやゴールド、シルバーなど毛色が7回ほど変化するのも楽しみのひとつです。
寿命は14〜16年です。

ヨークシャーテリアの性格

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ヨークシャーテリアは元々、ネズミ獲り用に作出された犬種です。
それに負けず嫌いで活発なテリア気質も持っているので、体は小さいですが、捕食性本能は強く、エネルギッシュに活動し、好奇心が旺盛で、気が強いところもあります。

また、賢く勇敢で、飼い主に対して従順なので、家族として良いパートナーにもなりますし、子どもの遊び相手にもなってくれるでしょう。

ヨークシャーテリアの運動

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活発で運動量の多い犬種ですが、体がとても小さいので、それほど多くの運動量は必要としません。
家の中でも活発に動き回るので、室内でゲームなどをして遊んであげるだけで十分な運動になります。
散歩は気分転換程度に20分くらい外を歩かせてあげましょう。

ヨークシャーテリアの手入れ

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美しいしなやかでつやのある被毛が特徴のヨークシャーテリア。
家庭犬では、短くサマーカットにしている犬も多いですが、毎日のブラッシングは必要とも言われます。

長毛の場合には毎日のブラッシングはもちろんですが、シャンプーも2週間に1回程度が目安です。
また、美しい被毛を保つために専用の被毛用オイルやシャンプー、トリートメントなども必要といえそうです。

自宅でシャンプーをした場合には、よくすすぎ、十分に水気を取ってから毛並みにそってピンブラシで整えたあと、ドライヤーで乾かしてあげてください。

ヨークシャーテリアは他の犬種に比べると比較的毛が抜けにくいですが、その分毛が伸びますので定期的にトリミングをする必要があります。

ヨークシャーテリアのヘアアレンジ

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ヨークシャーテリアはヘアアレンジも楽しみのひとつです。

ヨーキーのトリミング ①ロング

顔の周りの毛が足元まで伸ばすスタイルはヨークシャーテリアの被毛の美しさが存分に発揮できます。
毎日のブラッシングやシャンプー後のトリートメントなど、ケアも大変ですが、ヨークシャーテリアでしかできないヘアースタイルです。

ヨーキーのトリミング ②お団子

頭の上にお団子を作るととてもかわいいヘアアレンジです。

ヨーキーのトリミング ③サマーカット

短くカットする愛嬌たっぷりのかわいらしいヘアースタイルです。
お手入れもロングに比べると楽なので、家庭犬に多いヘアースタイルです

ヨークシャーテリアの特徴とも言えるきれいなブロンズの長い毛は絡まりやすいのでブラッシングをする必要があります。

ヨークシャーテリアの病気

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門脈シャント、水頭症、膝蓋骨脱臼、椎間板ヘルニア、気管虚脱という病気にかかりやすいと言われています。

◆膝蓋骨脱臼
まず気を付けたい病気・怪我についてですが、まずは小型犬の宿命ともいえる膝蓋骨脱臼です。
膝のお皿の部分が分離して内側にずれていく病気ですが、予防するためにも高い所からジャンプしたり床が滑りやすい状態にしないことが大切です。

◆門脈シャント
門脈シャントは、腸管から吸収されて肝臓に運ばれ、解毒されるはずの毒素が、シャント(余分な血管)により、肝臓で処理されないまま体内に回ってしまうことで、無治療の場合は死に至る病気です。

◆気管虚脱
次に気管虚脱があげられます。
気管虚脱は呼吸をする時に気管が変形を起こして呼吸が荒くなったりガァガァと鳴き声に異変が現れます。

◆歯周病
この他に歯が弱く歯周病になりやすいのも特徴です。
毎日歯磨きを行い、口臭が気になるようなら歯磨き対策ができるおやつやサプリメントを与えると効果的です。
多くは2才くらいまでに発症します。

老いてくると心臓病にもなりやすいと言われています。
一緒に過ごしていて変化があるようならただちに動物病院で検査を受けて早めに対処しましょう。

食欲不振、おう吐、下痢やふらつきなどがの症状が見られたら、早めに受診しましょう。
その他、ヨーキーは、寒さに弱いので、冬は保温対策も必要です。



こちらにしつけについて一番大切なことを書いたので、ぜひ一度読んでみてください↓

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