屋内/犬の躾

犬が咥えたおもちゃを離さないなら、「離せ」と「ちょうだい」で躾よう

更新日:

フリスビーなど咥えて遊べるおもちゃを持って犬の前に座ります。「マテ」と声をかけて、犬を待たせます。「よし」と言っておもちゃに噛みつかせます。かいぬしさんも片側を持って引っ張ったり、振ったりして遊んであげましょう。

30秒程度遊ばせたら「はなせ」と声をかけて同時に強く引っ張り犬の口からおもちゃを話させます。離れたらすぐに褒め言葉をかけて撫でて褒めてあげましょう。これを繰り返すと「よし」でおもちゃに噛みつき、「はなせ」で口から離せるようになります。

犬がなかなか離さない場合

犬がお気に入りのおもちゃを犬の前に置きます。犬が噛み付いて遊び始めたら少しして「はなせ」と言っておもちゃを取ります。この時、犬がなかなか離さない場合には、ご褒美で誘惑します。「はなせ」と言って大好きなおかしなどを見せましょう。犬はおやつが欲しいとおもちゃを離します。

おやつにつられておもちゃを話すことができたら褒め言葉をかけてからおやつをあげましょう。これを繰り返すと「はなせ」という言葉で話すことができるようになります。「はなせ」ができるようになると、散歩中落ちているものをくわえたときなどにとても便利です。コマンドはなんでもいいのですが、「ちょうだい」「はなせ」「ドロップ」など家族で統一するようにしましょう。

おやつなしで離させるトレーニング

犬とおもちゃで引っ張りっこをします。そのとき飼い主さんはおもちゃを振って遊んであげましょう。この動きが犬はとても楽しいです。ここで「離せ」と言っても犬は素直に離さないでしょう。なので、飼い主さんは手の動きを止めます。「離せ」と言ってから手の動きを止めましょう。すると犬は楽しくないのでおもちゃを離します。口から離したら褒め言葉をかけてまたすぐにおもちゃを振ってくわえさせ遊んであげましょう。

しばらく引っ張りっこで遊んだら再び「出せ」と言って手の動きを止めます。犬は遊んでくれなくなったと思い、口から離します。褒め言葉をかけてからからまた遊んであげましょう。これを繰り返します。

それでも離さない場合

飼い主さんが手の動きを止めてもなかなか離さない場合には、おもちゃを持つところを犬の口の近くにしてみましょう。犬の口元近くの部分を持つと犬は離します。離したら褒め言葉をかけてまたおもちゃを振り犬と遊んであげます。

これを繰り返し行い「出せ」と言ったらすぐに離せるようになるまでトレーニングします。「出せ」という言葉ですぐに離せるようになったらおもちゃを離しから3秒ほどそのままの状態で待たせます。そしてまたおもちゃを振って遊んであげましょう。

ちょうだいの教え方

おもちゃを出します。犬が遊んでいたらこちらへ呼びます。「ちょうだい」と言っておもちゃを取ります。犬が取り返そうとしたらすかさずおやつをあげて褒め言葉をかけます。おもちゃを犬に返します。犬が遊び始めたら「ちょうだい」と声をかけおもちゃを取ります。犬が離そうとしなかったらおやつを見せて気を逸らさせます。離れられたら褒め言葉をかけておやつをあげましょう。これを繰り返します。

おもちゃを持って来させる

できるようになってきたらおもちゃを遠くになげてみましょう。犬が取りに行ったら「ちょうだい」と声をかけます。犬が飼い主さんのところに持ってきたらおもちゃを取ります。もし犬が持って来なかったり、おもちゃを離さなかったりしたらおやつで気を引いておもちゃを離させましょう。これを繰り返すことで「ちょうだい」と言ったらおもちゃを持ってきて飼い主さんの前に置けるようになります。

ちょうだいポーズの教え方

犬と正面に向かい合い、おすわりをさせます。おやつを手に持って犬に見えるようにしたら「ちょうだい」と言って、おすわりでは届かないくらいの高さで、犬の顔の近くにお菓子を持っていきます。犬は欲しいので前足をあげ「ちょうだいのポーズになります。」できたら褒め言葉をかけておやつをあげましょう。



こちらにしつけについて一番大切なことを書いたので、ぜひ一度読んでみてください↓

  知らないと苦労が増え続ける!しつけが必須である理由とは?

-屋内/犬の躾

Copyright© 犬のしつけ事典 | 犬の気持ちと種類から , 2024 All Rights Reserved.