犬のしぐさでよくあるのが、しっぽを振っているという仕草です。
これは喜んでいると意味と受け取りがちですが、いくつかパターンがあるので、それを知っておくと犬とのコミュニケーションに役立ちます。
犬がしっぽを振っているのは興味があるという意味を持ちます。
目の前にあるものや人などに興味を持っている時に尻尾を振っていることを確認してみてください。
この興味と言うのは喜んでいる場合もあれば警戒しているという場合もあります。
なのでしっぽを振っている=喜んでいると断定的に判断してしまうと、犬に噛まれたりすることもありますね。
ではもう少し細かく、しっぽを振っている時の犬の感情を判断するときにどの様にして行けば良いのでしょうか?
これには2つのポイントがあって、しっぽの高さと振るスピードで意味をある程度見分けることができます。
しっぽの位置が高い場合、犬が飼い主より自分の方が上だと考えている傾向が高い状態です。
逆に尻尾の位置が低い場合は、犬と飼い主の上下関係で犬が下であると言う見方ができます。
支配や服従で考えると分かりやすいでしょう。
次にしっぽを振るスピードですが、これは早いと警戒心が高い状態。
遅いとリラックスしている状態つまり警戒されていない状態という意味になります。
犬が尻尾を振って喜んでいる
これらの掛け算の様なもので、犬が尻尾を振るというしぐさの意味を見ていくと、しっぽが下がっていてゆっくり降っている場合はとても友好的であり犬が喜んでいる状態と考えられるわけです。
犬には服従本能があるので、しっぽを振る仕草やスピードで服従を示しているとも考えられますね。
ただこの仕草でいかにも力なく具合が悪そうにしている時は、犬の体調不良などが疑われます。
その時のサインと考えてよく愛犬を観察してあげてください。
犬が尻尾を振るのに吠える
逆にしっぽが立っていて小刻みに降っている状態だと、人を格下に見ていながら警戒もしているという状態なので、人にとっては危険な状態と言えるでしょう。
なのでこの様な時に尻尾を振っているから喜んでいると勘違いして、撫で回したりすると噛まれてしまったり、吠えられるということが起きてしまうわけです。
犬が尻尾を振るのに吠える場合や、犬 尻尾を振りながら唸るという疑問はこれが理由と考えれば納得がいくと思います。
犬がしっぽを後ろ脚に挟むしぐさの意味
犬が自分の尻尾を後ろ足の間に挟んでいる仕草を見たことがある人はいるでしょうか。
この意味は犬が恐怖や不安を感じているという意味になります。
なので犬が怖がっているということがわかったら、犬に怖がらなくて良い様に警戒心を解くリラックスさせてあげる様に働きかけてあげましょう。
犬が尻尾を丸める
犬の尻尾が丸まっていると言うものを見かける人も多いと思います。
特に柴犬などに多くこのしっぽの意味を知りたい人も多いでしょう。
犬の尻尾が丸まっているのは、犬が家畜化してきた影響でこの様になっていると考えられています。
なので犬の感情と言うよりは家畜化の傾向という捉え方の方が良いのかもしれません。
その他の仕草の意味はこちらのページにまとめています