特徴的な顔のブルテリア。
ここではブルテリアの歴史や特徴・性格、運動・病気など、知りたい情報をまとめて書いています。
ブルテリアに興味がある人は読んでみてください。
ブルテリアの歴史
ブルテリアはイギリス原産の犬種です。
18世紀に闘犬として戦わせる目的で、ブルドッグとダルメシアンと現在は存在しないホワイト・イングリッシュ・テリアを掛け合わせて作り出されました。
ブルドッグの闘争本能と、テリアの俊敏さを兼ね備えたブルテリアは闘犬界でとても人気がありました。
イギリスで闘犬が禁止されると、番犬としても珍重され、現在は卵型のユニークな顔の形とつぶらな瞳が愛嬌があり、ショードッグやアニマルアクターとして活躍しています。
ブルテリアの特徴
体高は50cm、体重は20キロ、寿命は11〜13年です。
被毛は短くて光沢があり、ホワイトが主流ですが、ブリンドル、ブラックブリンドル、フォーン、レッドアンドホワイト、トライカラーなど様々な色があります。
そして特に人気なのが、目の部分にブチが付いている「アイパンチ」です。
何と言っても卵型ののっぺりとした楕円形の頭部が特徴です。
マズルから額にかけてのくびれがほとんどありません。
ブルテリアは中型犬ですが、1991年からアメリカのAKCでは一回りサイズの小さいミニチュアブルテリアという種類も登場しています。
見た目はブルテリアとそっくりですが、体高が36cm以下、体重が7~15kg程度です。
個体数が少ないので、あまり見かけることはありませんが、ドッグショーなどには出陳されていることもあります。
小柄な割にしっかりとした骨太体型で、とても活発です。
ブルテリアの性格
活動的で遊び好きです。
性格はおおらかで愛情深く、飼い主に対しては強い忠誠心を示します。
見知らぬ人には警戒心を見せるので番犬にも向いています。
性格的に気難しいところがあり、しつけが難しいと言われる犬種の1つです。
他の犬と仲良くすることも苦手で、多頭飼いには向きません。
また狩猟本能が強いので、猫やウサギなど他のペットと同居させるのも注意が必要です。
元々闘犬であったので、噛む力が非常に強いです。
歯の生え変わり期はどの犬種でも噛み付いたりしますが、ブルテリアはとても噛む力が強いので注意してください。
穏やかな性格で人に噛み付いたりすることはあまりないと言われますが一旦噛み付くと離しません。
そのため大怪我に繋がってしまうこともあります。
ブルテリアの運動
活動的な犬種なので毎日の散歩が必要です。
1日2回30分程度散歩をしましょう。
投げたボールを拾ってくるような遊びも好きです。
ブルテリアの手入れ
イギリス生まれなので、日本の夏の暑さには注意が必要です。
基本的に室内飼いとして飼育する犬種です。
被毛は短いので手入れはそれほど難しくはありませんが、皮膚が薄くて敏感なので、皮膚病には気をつけてください。
週に2〜3回はブラッシングをしてあげましょう。
普段は散歩の後など汚れが気になるときに固く絞ったタオルで拭いてあげる程度で充分です。
ブルテリアの病気
ブルテリアは個体数が少ないことから、過去には近親交配があったため、遺伝性疾患は数多く挙げられています。
特にホワイトの犬は遺伝性の聴覚障害、慢性皮膚炎、心臓病を起こしやすいと言われています。
他の毛色の犬よりも注意して観察しなくてはいけません。
有色の犬は遺伝性の若年型の腎臓障害が起こりやすいと言われています。
その他には膝蓋骨脱臼になることもあります。
室内飼いで、フローリングなど滑りやすい床の場合は足への負担が大きくなってしまうので、ラグやカーペットを敷いて滑らないように工夫してあげましょう。
ブルテリアはブリーダーから買う
ブルテリアは、チワワやトイプードルのようにメジャーな犬種ではないので、ペットショップではなかなか出会うことはできません。
ブルテリアを飼育したいと思うのならブリーダーから直接購入することになるでしょう。
ネット上でブルテリアの仔犬情報を載せているブリーダーさんもいるのでチェックしてみてくださいね。