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パグと仲良くなる7つのポイント

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パグ (9)

愛嬌のある顔で人気の犬種、パグについての解説です。
パグを理解し、しつけや手入れなど色々なことの参考にどうぞ。

パグの歴史

パグ (8)

中国原産の犬種で紀元前400年には存在していたと言われています。
日本には第二次世界大戦後に紹介されました。

パグという名前の由来には諸説ありますが、頭の形が握り拳に似ているということからラテン語で握り拳という意味の「パグナス」を起源にしたという説や、パグモンキーというマーモセットに似ていたことに由来するという説、中国語でいびきをかいて寝る王様を意味する「覇歌(パー・クー)」に由来するという説などがあります。

パグの特徴

パグ (1)

コンパクトでがっしりとした体型です。
容姿は決してハンサムとは言えませんが、額の深いシワや真っ平らに見えるほどの低い鼻には愛嬌があり、なんとも言えない魅力があります。
垂れた耳は、反って中が見えるローズ耳か、前に垂れているボタン耳になっています。
被毛は柔らかくて短くツヤツヤしています。

尾の付く位置が高く、お尻をプリプリさせながら歩く姿や、「パグ座り」とも言われる短い足を投げ出して座る座り方はとてもかわいらしいです。
ゼーゼーと音を立てて呼吸し、いびきをかくのも特徴です。

体高は28~31センチ、体重は6.4~8.2キロ。
寿命は12~15年です。

パグの性格

パグ (2)

人懐っこく、素直で愛情深いので比較的飼いやすい犬種と言われています。
基本的には活発で陽気なので、人と遊んだり人を喜ばせたりすることが好きなのですが、プライドが高く頑固でわがままという一面も持ち合わせています。
しつけはしやすいほうですが、あまり知能は高くありません。
そのため、幼少期に甘やかしすぎるとわがままで、言うことをきかない子になってしまうので注意が必要でしょう。

パグの種別

パグ (3)

短毛の二重被毛で、毛色はフォーン、アプリコット、シルバー、ブラックがあり、ブラック以外の毛色の場合は鼻から口の周辺と耳は黒くなっています。
また、後頭部から尾にかけてある黒い線は「トーレス」と呼ばれています。
尾はつく位置が高く、二重に巻いたものが好まれます。

パグの育て方

パグ (4)

短く柔らかい被毛は手入れがしやすく、臭いも少ないので、定期的なシャンプーのほかは運動後にタオルで拭いてあげる程度で十分です。
しかし、顔のシワの部分には汚れがたまりやすく、放っておくと皮膚病の原因になってしまうこともあるので、シワのところは濡れたタオルで丁寧に拭いて汚れを落としてあげます。

また、垂れた耳は中に汚れがたまりやすいので定期的に耳掃除をしてあげましょう。
掃除はイヤーローションに浸した綿棒などでやさしく行います。

暑さや寒さに弱いので室内飼いが基本で、あまり屋外で長時間過ごさせないほうがよいでしょう。
しかし、毎日の運動は必要です。
短めの散歩やゲームなどで適度に運動をさせるようにします。
また肥満になりやすいので餌の与えすぎには注意が必要な犬種です。

パグのしつけ方

パグ (5)
人が大好きで、飼い主さんとのスキンシップを必要とする犬種です。
できるだけたくさん話しかけたり、触れ合う時間を持ちましょう。
そうすることで信頼関係を築くことができます。

パグは小型犬ですががっちりとしていて強い力があります。
そのため散歩の時にはうれしくなって、グイグイと引っ張ってしまうことがあります。
これを許してしまうと散歩の時の主導権を犬が持ってしまうということになるので、注意が必要ですね。

なぜかというとそこから主従関係が崩れてしまい、いうことをきかない犬になってしまうこともあります。
犬が引っ張ろうとした時には一瞬リードを軽く引くことで注意を引くことができます。
そして引っ張ろうとするたびに繰り返し行うことで、犬は理解し、飼い主さんの横を歩けるようになります。

散歩の時のリードですが、パグは短頭種で呼吸がしづらいので首につけるタイプではなく胴につけるハーネスがおすすめです。
そして、リードは短めに持って、飼い主さんの横を歩きやすいようにしてあげるのもポイントです。
このような事をヒントにパグをしつけていくといいでしょう。

パグの病気

パグ (7)
小型犬にしては比較的丈夫な犬種ですが、なりやすい病気としては、軟口蓋過長、鼻腔狹窄、膝蓋骨脱臼、眼瞼内反症、股関節形成不全などがあります。



こちらにしつけについて一番大切なことを書いたので、ぜひ一度読んでみてください↓

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