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ボクサー(犬)を知るための8つのポイント

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ボクサーという犬を知ってますか?

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ブルドッグのようなことスマートな体のボクサーという犬をご存知でしょうか?
ボクサーを知らない人や、ボクサーが好きな愛犬家の方々に少しでお参考になるように、ボクサーの歴史や病気、特徴などを解説していきます。

ボクサーの歴史

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ボクサーは、ドイツ原産の犬種で1895年に誕生した比較的新しい犬種です。
祖先犬は、中央ヨーロッパで何世紀にもわたって熊や猪などの大型獣の狩猟に活躍したマスティフ系統の狩猟犬、ブレンバイザーとされていて、より頑強な犬を作るためにブルドッグやグレート・デン、テリアなどと交配されて誕生したといわれています。

ボクサーという名前の由来には諸説あり、定かではありませんが、「boxl」というドイツ語で食肉市場での呼び名を起源とする説、ドイツ語で「噛み付く人」を意味する「beisser」が崩れたとする説、闘う際に後肢で立ち上がり、ボクシングのようなスタイルを見せることが由来するという説などがあります。

 

ボクサーの特徴

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体高は53〜64センチ。
体重は25〜32キロ。
平均寿命は8〜10年。

被毛の色はフォーンとブリンドルが基本で、下腹や足先のホワイトは許容されます。
フォーンにはライトタン、イエロー、レディッシュタン、マホガニー、ハニーブロンドなどがあります。
短く光沢のある滑らかな被毛です。

全体的に筋肉が付いていて、がっしりと引き締まった体をしています。
骨格は太くてたくましく、正方形に近い、角張った体格が特徴です。

また、がっしりとした力強さだけでなく、地面にしっかりと足を付け、ピンと胸を張り高潔さや上品さを併せ持つのも特徴です。

顔はブルドッグに似た「ブルフェイス」で、かみ合わせは「アンダーショット」と呼ばれる受け口をしていて、下側の歯が外側になっています。

 

ボクサーの性格

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忍耐強く忠実で、勇敢、好奇心が旺盛な性格です。

飼い主にとても忠実で、どんな時でも飼い主の命令に従うことができます。
観察力にも優れていて、人間の行動を見て行動を合わせうこともできます。
見知らぬ人には警戒して気を許さない一面を見せることもあり、番犬にも最適です。

基本的には優しく温和で物覚えもよくしつけがしやすいので家庭犬にふさわしい犬種と言えます。
しかし、しつけ方によってかなり性格が変わってしまう犬種でもあります。
きちんとしつけができていないと気が強く攻撃的な面が目立つ犬になってしまいます。

悪いことをした時はきちんとと怒る、良いことをした時は褒めてあげるといったメリハリのあるしつけ方が重要ですが、繊細な一面もあるので、甘やかすのはいけませんが、基本は褒めて育てるようにしましょう。

ボクサーの運動

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元々は狩猟犬なので運動は多く必要です。
毎日2時間ほど、引き運動や自転車の並走を取り入れた散歩をしましょう。
思いっきり走り回るのが大好きです。
ドッグランなどで十分に走らせてあげると喜びます。

ボクサーは短吻系なので体内の熱を放出するのが苦手です。
熱中症にならないように夏場の散歩は朝や晩にするなど特に注意が必要です。

ボクサーの手入れ

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短吻系で暑さに弱く、また人間との接触を強く求める犬ですので、室内での飼育が基本です。
口吻の形態上、いびきをかく犬も多くいます。
被毛の手入れは時々ブラッシングをして抜け毛を取り除く程度で充分です。

ボクサーの病気

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ボクサーがかかりやすい病気は肥大性心筋症、股関節形成不全、胃捻転、椎間板ヘルニアがあります。
心臓病になりやすく、心筋症や心臓弁が狭窄してしまうこともあり、酷い場合は突然死してしまうこともあるので注意が必要です。

胃捻転にも注意の必要な犬種です。
食後すぐに激しい運動をすると発症しやすくなるので注意をしてください。

またアトピーなどの皮膚疾患も多い犬種です。

ボクサーは気をつけなくてはいけない病気が複数あるので、飼い主は常に行動をよく見ておくこと、定期的に検査を受けることが大切です。

ボクサーのしつけ

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ボクサーは犬種的に力も強く、しつけを怠ると大変なことになる犬と言えます。
どの犬もそうですが、運動量が多く、体が大きい犬などはしつけができていないと、一緒に生活する苦労が増えるもの。

なので、人に飛びついたり、散歩中にリードを引っ張ったりしないような、基本的なしつけに関してはしっかり行う必要があるでしょう。

基本的に気持ちの優しい犬でもあるので、しっかりしつけをしていけば、とても良いパートナーになってくれます。



こちらにしつけについて一番大切なことを書いたので、ぜひ一度読んでみてください↓

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