犬のしつけ

子犬の育て方を 1〜5ヶ月までの流れで解説

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子犬の育て方を1〜5ヶ月までまとめて解説しています。
子犬を飼おうとしている人、子犬を飼って困っている人は参考にしてください。

子犬の育て方 1ヶ月目

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生後1か月の子犬はまだ弱々しく、免疫力もないので病気にかかりやすい時期です。
母犬のサポートがなければ生きていくことができません。
目が見え始め、生きていくために必要な知識を母犬から教わる大切な時期でもあるので、その時期に母犬から引き離すことは避けるべきということで法律でも生後45日以内の動物を展示や販売することは禁じられています。
平成28年9月からは生後56日に延長されます。

母犬と一緒に居られるのであれば基本的にお世話は母犬に任せます。
もし、母犬と一緒に居られない状況なのであれば、母犬が教えることを飼い主さんが代わりに教えなくてはいけません。
この時期の子犬はまだしつけをする段階ではありません。
できる限り一緒に居てあげて、さみしくないようにしてあげてください。

注意するポイントは①保温②薄暗い場所で過ごさせる③食事④排泄です。

①保温

生まれたばかりの子犬は低温にさらされると体力が低下します。
まだ体温調節が難しく、温度に左右されて自分で一定の体温に保つことができません。
特に生後2週間は体温調節に注意しましょう。
湯たんぽや電気毛布などを使って保温箱の温度は、生後1週間は32~33℃、2週目ぐらいまでは約30℃、3~4週目は25~26℃ぐらいを保つようにします。

②薄暗い場所で過ごさせる

子犬は生後2週間ほどで目が開きます。
それまでは保温箱に入れたままで、なるべく薄暗い場所で過ごさせるようにしましょう。
まだ体温調節も難しく、免疫力の低い時期なので、外に出したりすることはやめましょう。
目が開くようになってもいきなり直射日光の当たる場所に連れていくのではなく、徐々に明るさに慣れさせていきます。

③食事

子犬は生後20日ごろまで母乳を飲んで育ちます。
母犬の母乳の出が悪い場合や母犬と一緒に居られない状況の場合には犬用の粉ミルクが市販されているのでそれを使いましょう。
生後3週間ほど経つと歯が生え始めるので離乳食を始めます。
離乳食はドライフードをお湯やミルクで十分にふやかし、潰したものを与えます。
始めはたくさん食べることは難しいので、一回の量を少なくして回数を増やしましょう。

④排泄

生後20日ごろまで自力で排泄することはできません。
母犬が舐めてあげることで排泄をさせています。
母犬と一緒に居られない状況の場合には、綿棒やガーゼなどをぬるま湯で濡らし、尿道や肛門の周囲を優しく刺激してあげてください。

子犬の育て方 2ヶ月目

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ペットショップで売られている子犬は生後2か月前後の子犬が多いので、お家に迎えるのもこの時期の子犬が多いでしょう。

①食事

栄養の吸収効率のよく、胃腸への負担の少ない子犬用ドックフードを、1日3~4回に分けて与えましょう。
よく食べる場合でも急に量や質を変えず、便の様子を観察しながら除々に変えていくようにしましょう。

ドッグフ-ドは本来、他のものを混ぜて与える必要はないのですが、缶詰、肉など

②トイレのしつけ

トイレのしつけは1番最初に行いたいしつけです。
家に来た日から始めましょう。
始めはうまくいかないでしょうが、根気よく付き合ってあげましょう。

③予防接種

母犬から譲り受けた免疫が低下しはじめ、病気に感染しやすくなります。
ワクチン接種を早めに済ませておきましょう。

子犬の育て方 3ヶ月目

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新しい環境にも慣れ、元気一杯動き回るようになります。
人間と一緒に暮らすために様々なしつけをしていく時期です。

①食事

食事を始めて20分ほど経ったら、残っていても食器を片付けるようにします。
食事をコントロールすることで主従の関係も保たれますし、だらだらと食べるのをやめさせられます。
ねだられても人間食べているものを与えてはいけません。
一度与えると、子犬は「ねだれば貰えるものだ」と認識します。

②しつけ

しつけにはたくさんのものがありますが、ぜひ覚えさせたいのが、「ハウス」「コイ」などです。

③予防接種

生後3か月以上の犬は、飼い犬登録と年1回の狂犬病予防注射が法により義務づけられています。
接種の回数が複数回必要なものもあるので忘れず受けさせましょう。

子犬の育て方 4ヶ月目

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乳歯から永久歯に生え変わる時期です。
生え変わる時期は口の中が気になるので、なんでも噛んでしまいます。
室内飼いの場合には家具などもかじられてボロボロになってしまうことがあります。
犬が噛んでも良いガムやおもちゃを与えましょう。

①食事

ドライタイプのドッグフ-ドを柔らかくしなくても食べさせます。
量や硬さは便を観察しながら決めましょう。

②しつけ

ワクチンを摂取して2週間ほど経つとお散歩に行けるようになります。
お散歩に行く少し前から首輪やリードに慣らしておきましょう。
そして、外は車や他の人、犬もいて危険もあります。
「ツケ」「マテ」「リードウォーク」なども覚えさせていきましょう。

子犬の育て方 5ヶ月目

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犬は元々群れで生活していた動物で、自分と周りにいる人との関係を強いか弱いか決めます。
飼い主が頼りなく、犬よりも下に見られてしまうと、手のつけられない大変な犬になってしまうことがあります。
主従関係をしっかりと認識させることが大切です。

①食事

だんだんとドライドッグフードも食べられるようになります。
食事も主従関係をわからせるためには好機です。
「飼い主が許可するまで食べさせない」「限られた時間内で食べる」「人間が食べている物を与えない」など徹底しましょう。

②しつけ

「マテ」「コイ」「ツイテ」「オスワリ」「ハウス」「フセ」など他にもたくさんしつけはありますが、これらができると一緒に生活する上でとても助かります。
時間がかかるかもしれませんが、根気よく付き合いましょう。
しかし、犬の集中力は10分程度と言われています。
たくさん覚えさせたいからと長々と行うと犬はしつけ=嫌なことと認識してしまいます。
集中力が切れたなと思ったらその時はやめて、また改めて行うと良いでしょう。



こちらにしつけについて一番大切なことを書いたので、ぜひ一度読んでみてください↓

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