ペット介護士とは
通信教育のユーキャンなどでもペット介護士の資格講座がありますね。
ペット介護士の資格は、国家資格ではありません。
そのため資格がないとペット介護士にはなれないという事はありません。
動物病院や老犬介護施設の求人に応募して採用されると、すぐにでもペット介護士と名乗ることができます。
しかし、何の知識もないまま簡単に行える仕事ではありません。
ペット介護士の認定証があれば、ペット介護士の就職先などにも有利に評価してもらえるのは確かでしょう。
ペットと言っても大切な命を預かる仕事です。
近年はペット介護士の活躍の場は増えてきました。
そして、専門性の高さから求人でも応募資格に「有資格者」とされている施設が多いのが現状です。
専門知識を身につけ、資格取得をすることで、ペット介護の幅広い知識を持っているという証明にもなるので、ペット介護士として有利に仕事に就くことができるでしょう。
幅広い知識が求められるので、トリマーやドッグトレーナーなどの資格を一緒に取得することもおすすめです。
ペット介護士の仕事は、ペットとして飼われていた犬が老齢や病気、事故により自力での生活が困難になった時に、その犬が生きていくための手助けを飼い主さんと一緒に、または飼い主さんの代わってサポートしていくことです。
また飼い主さんが何らかの理由で、老犬の面倒を見れなくなってしまったときのための老犬ホームという施設も増えています。
ペット介護士の資格とは
民間の団体や組織が様々な名称で打ち出し、認定しているのが現状です。
例えば、①「ペット介護士」(がくぶん)②「小動物介護士」「小動物看護士」「ドッグシッター」(一般社団法人 日本ペット技能検定協会)③「老犬介護士」「老犬介護士 A級・B級・C級」(一般社団法人 日本キャリア教育技能検定協会/JCSA) ④「動物介護士資格」「動物介護ホーム施設責任者資格」(一般財団法人 日本能力開発推進協会/JADP)⑤「ペットへルパー2級」「ペットヘルパー1級」「認定ペットシッター」(全国ペットシッター協会)など。
名称が違うのでどれにするか迷ってしまいますが、どれも内容はペットの介護の現場での給餌や排泄などの介助方法をはじめ、動物看護を基本としたペットの健康を守るための基本的な知識や、飼い主との接し方を学ぶことができます。
どの資格のほうが有利であるといった資格の優劣はありません。
ペット介護士にかかる費用
ペット介護士の資格が取得できるスクールは、通学制と通信制の2種類です。
スクールや受ける講座によって費用は変わってきますが、通学制の場合には40〜60万円、通信制の場合には4万円〜でしょう。
通学制は、総合学園ヒューマンアカデミー「動物看護・介護専攻」、ヤマザキ学園大学「動物看護コース」、ペットビジネス学院PAL「初級介護士養成講座」があります。
通信制は、がくぶん「ペット介護士養成講座」、ヒューマンアカデミー 「動物介護士講座」、キャリアカレッジジャパン「動物介護士&介護ホーム施設責任者 W資格取得講座」、日本ケンネルカレッジ「シニアドッグヘルパー講座」「老犬介護士養成講座」があります。
学習内容は、基礎栄養学・健康管理と疾病、事故の予防のポイント、包帯の使い方・上手な投薬方法・応急処置、止血、熱中症、低体温症、誤飲・誤食、感電、ショック、心肺蘇生法など、ペットの介護のために必要な知識を学ぶことができます。
ペット介護士の試験とは
在宅で受験できるので、試験日に決まりはありません。
受験資格特になし。
試験内容
● 犬と猫の生態的・行動的特徴
● 犬・猫と暮らすための基礎知識
● 犬の種類・猫の種類
● 病気の早期発見
● 健康を維持するための食事
● 保定・身体検査の方法
● 応急処置
● 病気の知識
● しつけ
● 犬のトレーニング
● グルーミング・トリミング など
ペット介護士の求人
動物介護士の求人は動物病院、ペットホテル、トリミングなどのケア施設、デイサービス、ペットシッターなど。
ペット介護士の給料
様々な場所で仕事があるので、職場や地域によって給料は変わります。
一般的に月13〜15万円が相場です。
アルバイトの場合には時給900円程度です。