ペットシッターとは
ペットシッターになるには、国家資格も必要ないので、ペットシッターを派遣している会社に採用されれば、すぐにでもペットシッターになることができます。
ただし、ペットシッターは、飼い主さんのご自宅に伺い、お留守番中の犬や猫、うさぎ、鳥、爬虫類、魚などのお世話をするのが仕事です。
何の知識もない全くの未経験者では、いきなりペットシッターとして仕事をするのは難しいでしょう。
お留守番中のペットが安心して安全に過ごすためには、動物の習性や、病気やケガをしたときの対処法を知っておかなければいけませんし、トリミングや爪切りを依頼されることもあります。
飼い主さんからペットの飼育方法についてアドバイスを求められることもあるでしょう。
そのため、求人では応募資格に「有資格者」とされている場合が多いのです。
ペットシッターの資格とは
民間の団体や組織が様々な名称で打ち出し、認定しているのが現状です。
従業員として採用される場合には必須の資格はありませんが、ペットシッターとして開業する場合には業務経験や動物系の学校を卒業していなければ、いずれかの資格取得が必要になります。
①「認定ペットシッター士」(ビジネス教育連盟ペットシッタースクール)②「ペットシッター士」(NPO 法人日本ペットシッター協会)③「愛犬飼育管理士」(社団法人ジャパンケネルクラブ)④「愛玩動物飼養管理士」(公益社団法人日本愛玩動物協会)⑤「家庭動物販売士」(全国ペット小売業協会)⑥「GCT(Good Citizen Test)」(優良家庭犬普及協会)⑥「JAHA認定インストラクター」(社団法人日本動物福祉協会)
スクールや通信講座で基本的な動物学から高度なしつけ、ビジネスマナーや経営学、ペットの法律や医療など、ペットシッターになるために必要なカリキュラムを、学んだ後、試験に合格すると資格を取得することができます。
ペットシッターにかかる費用
ペットシッターに関する資格を取得する方法には、①通学制②通信講座③カルチャースクールで勉強する方法があります。
費用はスクールや受ける講座によって違います。
①通学制
専門学校の場合には100〜200万円程度必要です。
②通信講座
5〜10万円程度必要です。
実技実習はありません。
通信講座に実技実習が付いたものは20〜30万円程度必要です。
③カルチャースクール
自宅学習と、数日間の講習会があります。
5万円程度必要です。
4. ペットシッターの試験とは
通学制の場合にはスクールで、通信コースの場合には、自宅で受けます。
認定ペットシッター士は環境省に認可されている資格で受験資格が16才以上で、認定ペットシッター養成講座を受講後試験を受けることができます。
ペットシッター士は18才以上で、指定の講座を受講後受けることができます。
愛玩動物飼養管理士は受験資格が18才以上で、飼養動物に関する教育機関を卒業し、ペット動物などに関する資格所有者であることです。
試験の内容は、ペットと人の関わり方、動物との接し方、ペットシッターとしての仕事の理解、動物愛護、動物基礎知識、動物医療、ペット行動学、適正飼育、グルーミング、小動物などです。
5. ペットシッターの求人
近年需要の高くなってきている職業ですが、現在はまだ都市部での求人が多いようです。
ペットシッターの資格だけでなく、トリマーやコンパニオンドッグトレーナーの資格を持っている人はさらに有利に職に就くことができるようです。
6. ペットシッターの給料
地域によって差がありますが、月に12〜20万円程度のようです。
アルバイトの場合、都市部では1000〜3000円、地方では800〜1200円です。
フルタイムではなく短時間での勤務の募集が多いのも特徴です。
なので年収は単純に上記から勤務日数で計算する形になるでしょう。