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コーギーがよくわかる6つのポイント

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コーギーの歴史

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イギリスが原産国であるコーギーは、元々はウェールズのペンブロークシャー地方で、牛などの家畜をコントロールする牧羊犬や牧畜犬として活躍していました。

尻尾を短く切っているのは、家畜に尻尾を踏まれないようにするためだったのだそうです。
イギリスでは昔から人気のある犬種で、代々英国王室で飼われている犬種でもあります。
古くはリチャード1世のころから愛されていたそうです。
現在は世界中で人気のある犬種になっています。

コーギーには「ペンブローグ」と「カーディガン」という2種類がいます。
起源はそれぞれ違う種類の犬ですが、19世紀に盛んに交配されたことからよく似た外見をしています。
そのため、近年まで両犬ともコーギーとして扱われていましたが、1993年にアメリカのケンネルクラブに別々の犬種として登録されました。

コーギーの特徴

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ウェルシュコーギーペンブローク
体高は25~30センチ、体重は9〜12キロ、被毛はダブルコートで毛色は白と茶色のミックスが一般的ですが、レッド、セーブル、フォーン、ブラック&タンなどもあります。
尻尾が短く、丸みを帯びた耳をしています。

ウェルシュコーギーカーディガン
体高は30センチ、体重は8〜18キロ、被毛はダブルコートで毛色は赤、黒、セーブルなど多様です。
ふさふさとした尻尾が長く、耳はピンと立っていてペングローブよりもがっちりとした体型をしています。

コーギーの性格

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ペンブローグ、カーディガンともに牧羊犬や牧畜犬として活躍していた歴史があります。
そのため、どちらも賢く、好奇心が旺盛で、飼い主に従順、やんちゃながらも優しい性格をしています。
社交的で他の犬や子どもとも仲良くすることができます。

一方で、コーギーは警戒心が強く、噛み癖があるとも言われています。
それもまさに牧羊犬として活躍していた歴史があるからこそです。
コーギーは牧場で牛や羊の番をしていた番犬なので、警戒心が強いのです。

そのため、玄関のベルやドアの音、見慣れない人が家に来た時など、警戒して吠えてしまうことも少なくありません。
そして噛み癖があるのは、牛や羊を誘導する時にかかとを咬んで誘導していたからです。

子犬の時に足首にじゃれて甘がみをされたり、ソファーなどの家具の足をかまれたりするのもその名残かもしれません。
ですが、甘嚙みでも人を噛んではいけないということを根気よく教えてあげてください。
賢い犬種なので、しつけることは可能です。

コーギーの運動

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胴長で短足な体型からは想像できないほど、活発な犬種です。
走るのも早く、体力やスタミナもあるので毎日しっかりと運動する時間をとってあげる必要があります。
リードをつけた引き運動や、軽快なスピードで30分程度走らせてあげるのが良いでしょう。
フリスビーやボールキャッチなどの遊びも大好きです。
夏は日中の運動は避けて、地面の熱が冷めた夕方から夜間に連れ出すようにしてください。

コーギーの手入れ

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ダブルコートという被毛で、硬い上毛と柔らかい下毛があります。
抜け毛の多い犬種です。
毛は絡んだり、毛玉にはなりにくい毛質なので、手入れはしやすいですが、春と秋の換毛期には毛が大量に抜けるので、その時期には念入りにブラッシングをする必要があります。

コーギーの病気

胴長で短足の体型のため、頚椎椎間板ヘルニアの発症率が高いそうです。

症状や重症度は様々ですが、予防するためには、肥満にならないようにすることが大切です。
また、活発な犬種なので足腰の負担を軽減するために、フローリングの床をカーペットなどすべりにくい素材にするのも良いでしょう。

股関節形成不全やてんかん、変性性脊髄症、白内障、進行性網膜萎縮症などもコーギーが発症しやすい病気と言われています。



こちらにしつけについて一番大切なことを書いたので、ぜひ一度読んでみてください↓

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