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ふさふさの毛が人気のサモエドがわかる6つのポイント

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サモエドについて解説しています。
サモエドは毛がフサフサしている事で有名な犬です。
脂肪も多く毛も多いのは、寒さに耐えられるロシア原産の犬だからでしょう。
今回はそのサモエドについて歴史や特徴、性格・手入、運動・病気などを解説していきます。

サモエドの歴史

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サモエドはロシア原産の犬種で、3000年以上も前から存在していたとされています。
サモエドという名前はロシアのシベリア北部に広がるツンドラ地帯で暮らしていたサモエド族から由来しています。
サモエドは、サモエド族と一緒に暮らし、狩猟の手伝いをしたり、トナカイの群れを管理したり、オオカミからの襲撃を防いだり、ソリを引いたりしていました。
また、ふかふかの被毛を持つサモエドは暖かく、暖をとるためにテントで一緒に寝ていたといわれています。

極寒の地で長い間暮らしてきたサモエドは、厳寒に耐えられる体と人間と一緒に生活をし、暮らしに馴染んでいることから、ロシアやノルウェーの探検家たちに犬ゾリを引くために使われるようになりました。
その後、イギリスを始めとする各国の南極大陸探検隊の作業犬に採用されたことで、世界的に有名になりました。

現在のサモエドの被毛は白ですが、19世紀にイギリスに持ち込まれたころは黒や茶色の被毛を持つサモエドもいたそうです。
しかし、イギリスでは白い色が好まれたため、繁殖かによって白色だけ繁殖されて、現在は白のみになったそうです。

サモエドの特徴

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体高はオス54~60センチ、メス50~56センチ。
体重はオス25~32キロ、メス18~25キロ。
寿命は10〜12年です。

全身を覆う長い上毛と、根元を覆うように密集した分厚い下毛の二重被毛です。
毛色はホワイト、クリームがほとんどです。
体の一部に薄茶色のマークが入っている犬もいます。

尻尾は巻尾で長い飾り毛があり、ブリックイヤーと呼ばれる直立した耳をしています。
皮下脂肪も多く、厳しい寒さの中での作業にも耐えられる、強靭な体力と筋肉質な体をしています。

オオカミや他の犬種との掛け合わせが行われることもなく、純血性が保たれてきた珍しい犬種です。

サモエドの性格

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甘えん坊で、優しく、穏やかな性格です。
昔から人間とともに生活し、寝るときも暖をとるために一緒にいたので、人間の側にいることが大好きです。
とても友好的で子どもや他の犬とも仲良くできます。
社交的で人間が大好きなので番犬には向きません。

またサモエドといえば「サモエド・スマイル」です。
口角がキュッと上がり笑ったような表情に見えます。
とても愛嬌のあるかわいい表情でイギリスのサモエドクラブでは「The Happy Breed」と呼ばれています。

サモエドの運動

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遊び好きで、体力のある犬種なので、毎日1時間以上の運動が必要です。
散歩に加えて、ボール遊びやゲームなどで遊んであげましょう。
ロシアが原産の犬種なので暑さは苦手です。
夏場は早朝の気温が上がる前か、深夜アスファルトの温度が下がってから散歩に行くようにしましょう。

サモエドの手入れ

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フワフワの被毛に覆われているので、抜け毛もとても多いです。
毎日のブラッシングは欠かせません。
皮膚病の予防にもなりますし、暑さが苦手なので、ブラッシングをして下毛に空気を入れてあげましょう。

シャンプーをすると、相当な抜け毛が出ます。
シャンプー後のブラッシングでも抜け毛が出ますが、きちんと除去しておかないと、下毛が固まってしまうこともあります。
また乾かしきれていないままになると皮膚トラブルの原因にもなってしまいます。
なかなか体力が必要で、自宅では難しいと思うのでトリミングサロンでプロにお願いするのが良いと思います。

サモエドの病気

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先天的な病気は特にありませんが、股関節形成不全には注意が必要です。
毎日しっかりと運動を行って関節をサポートする筋肉を増やしておけば、リスクも減ります。
被毛の構造から、皮膚病になりやすい言われています。
シャンプー後はしっかりと乾かし、毎日ブラッシングをして清潔にたもつようにしましょう。



こちらにしつけについて一番大切なことを書いたので、ぜひ一度読んでみてください↓

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