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犬の生理の参考に

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犬の生理を理解しよう

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犬の生理はヒートとも呼ばれ、人間の生理とは大きく異なります。
雌犬の飼い主さんは必要な知識ですね。
今回は犬の生理周期、期間、パンツなどをご紹介します。

犬の生理周期を知ろう

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犬の生理が始まるのは、生後6〜10か月ごろと言われています。
しかし、これは人間も同じで個体差があり、6か月より前に始まる犬もいれば、1年を過ぎて始まる犬もいます。
回数は年に数回と少なく、これにも個体差がありますが、小型犬で年2〜3回、大型犬で年1〜2回です。

生理は「発情前期」「発情期」「発情後期」という3つを1サイクルとして、20日ほど続きます。

発情前期

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10日間ほど続きます。
陰部が膨らんで出血が始まります。

小型犬は量が少なく、自分で舐めとってしまって気づかない場合もありますね。
お尻を頻繁に舐めている様子が見られたら陰部が腫れていないか確認してください。
大型犬は量も多くなるので、犬用の紙パンツを履かせるほうが良いでしょう。

この時期雌犬は落ち着きがなくなったり、おしっこの回数が増えたりという症状が見られます。
この時期のおしっこに含まれるフィロモンお察知して雄犬が寄ってきやすくなります。
雌犬のフェロモンは約半径2キロの範囲まで伝わると言われているので、考慮しておきましょう。

発情前期は、排卵の準備段階で、まだ雄犬を許容する段階ではありませんが、フェロモンを感じて雄犬が雌犬を追いかけ回したりします。

雄犬との接触を避けるよう注意が必要です。
また、外飼いの場合には野良犬が入ってこないように対策をする必要がありますね。
最近では野良犬自体見ることもなくなりましたが。

発情期

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出血量が少なくなってきたころから発情期に入り8〜14日間続きます。
この時期に交配すると高い確率で妊娠します。
犬は排卵前後の4〜5日間が受精可能なので不要な妊娠を避けるためにも、雄犬との接触を避ける必要があります。
フェロモンを感じて発情した雄犬の執念はかなりのものです。
普段は外飼いの犬もこの期間は室内で飼ったり、散歩も他の犬が多い時間は避けるようにしましょう。

発情後期

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排卵後卵子に受精する能力がなくなると発情期は終了し、発情後期になります。
60日ぐらいと続くと言われていますが、中には100日以上続く場合があります。
これは人間と違い、犬は妊娠が成立しなくても黄体ホルモンが長期間分泌されるためです。

そのため妊娠していないのに、妊娠したような症状が出る偽妊娠が起こりやすいとも言われています。
偽妊娠は自然と終わりますが、中には母乳が出る犬もいるのでわかりにくいですね。

発情後期が終わると、次の生理までの4~6か月の間、発情休止期という期間があります。

犬の生理用パンツ

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生理時の出血で、家の中が汚れるのは困るので、生理用パンツを履かせたいですね。
犬用の生理用パンツは、見た目のかわいらしい物がたくさんありますが、消耗品のわりに値段が高く、歩くとカサカサと音がして、嫌がる犬もいます。

もともと犬は野生の生き物なので、パンツを履くのもおかしなもの。

なのでせっかく履かせても履きごこちが悪いのか必死に噛んで脱ごうとして、いつもボロボロになってしまう犬もいるようです。
蒸れるし、吸収力も悪いので、短時間の使用が原則です。

赤ちゃん用の紙おむつを代用している飼い主さんも多いようですね。
こちらは値段も安く、吸収力と通気性も良いので便利です。

赤ちゃん用の紙おむつを代用するときには、しっぽの出る穴がないので、一度履かせてからしっぽの位置に印を付けて脱がし、その部分をハサミで切ってからもう一度履かせるなどをする必要がありますが、犬の様子を見て無理に履かせるのはやめましょう。。

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生理用パンツを履かせている時の注意点は排泄ができるかどうかです。
オムツを履かせていると肛門を塞ぐのでウンチを我慢してしまう犬もいます。
こういう場合は定期的にオムツを脱がせて排泄をさせてあげるようにしましょう。



こちらにしつけについて一番大切なことを書いたので、ぜひ一度読んでみてください↓

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